キッチンにベビーゲートは必要?調味料をぶちまけられて“即買い”した話
赤ちゃんのずりばいやハイハイが始まると、キッチンまわりの危険性が一気に増してきますよね。
わが家も「好奇心を尊重したい」という思いから、最初はキッチンへの侵入を黙認し、ベビーゲートを設置せずに見守っていました。
しかし——
ある日、調味料を盛大にぶちまけられたことで、一瞬で方針転換することに。
この記事では、そんな我が家のリアルな体験をもとに、
- なぜ最初はゲートを付けなかったのか
- どんなきっかけで導入を決めたのか
- 実際に使ってみた感想
- そして、購入時に見落としがちな落とし穴
について、正直に書いていきたいと思います。
最初は「キッチン侵入OK」で自由にさせていた理由
わが家がベビーゲートを設置しなかった理由は、主に以下の3つです。
- 好奇心を尊重したい気持ち
- 家の中ではできるだけ自由に、のびのびと過ごしてほしいという思いがありました。
- 生活導線の確保
- キッチンとリビングの間にゲートを設置すると、開け閉めの手間が増え、生活がしづらくなる懸念がありました。
- 夫婦2人体制だったこと
- 火を使う場面など危ないタイミングは、どちらかがリビングで娘を見守ることができる環境でした。
「調味料をばらまかれる」などのリスクは承知の上で、「その時が来たら導入しよう」と夫婦であらかじめ話し合っていたため、しばらくは自由にさせていました。

想定していた“その日”がついに来た
それはある日の夕方、いつものように夕食の準備をしていたときのこと。ふと気づくと、娘がやけに静か。
「ん?嫌な予感…」と思った瞬間、背後から聞こえてきたのは「ザザーッ」という乾いた音。
振り向くと、床一面にほんだしの粉が見事にぶちまけられていました。
想定していたとはいえ、掃除の大変さは想像以上。

粉が広がると本当に厄介なんですよね。。
とはいえ、この一件で決心はつきました。「これはもう限界だね」と、その日のうちにベビーゲートを即購入しました。

導入してみたら、めちゃくちゃ快適だった
いざ設置してみると、想像以上に快適でした。導入後に感じた主な変化は以下の通りです。
- 料理に集中できるようになった
- 娘がキッチンに入ってくる心配がなくなり、火や包丁を使うときのヒヤヒヤが激減。
- 子どもが思ったより落ち着いている
- ゲートの前で騒ぐこともなく、静かに様子をうかがってくれる。ときどきのぞき込むような仕草にほっこり。
- 親子ともにストレスが減った
- ほどよい距離感が生まれたことで、お互い穏やかに過ごせる時間が増えたと感じます。
- 押しのけられる心配も不要だった
- 突っ張り式ゲートは想像以上に強力で大人が揺すってもびくともせず。娘が多少寄りかかってもまったく問題ありませんでした。
- 開閉は多少手間だが、それ以上にメリットが大きい
- 両手がふさがっているときなどは少し面倒に感じる場面もありますが、それでも快適さのほうが上回ります。
導入前は「自由を奪ってしまうのでは?」という不安もありましたが、いまでは「もっと早く導入しておけばよかった」と思うくらい、わが家には合っていました。

キッチンにベビーゲートは必要?メリット・デメリットを整理
ベビーゲートを設置するかどうかを判断するには、家庭ごとの状況や価値観に加えて、メリット・デメリットの両面を知っておくことも大切です。
ベビーゲートのメリット
- キッチンへの侵入を防ぎ、事故や火傷などのリスクを大幅に減らせる
- 料理や家事に集中できる時間が確保できる
- 子どもが視界に入りつつも物理的に距離をとれるため、親の心の余裕につながる
ベビーゲートのデメリット
- 開け閉めの手間が増えることで、家事動線がやや煩雑になることも
- 子どもによっては、閉じ込められた感覚を抱いて泣く可能性もある
- 家の構造によっては、サイズが合うゲート選びに苦労することがある

開け閉めは若干手間ですが、それ以上にメリットの方が大きいです!

どんな家庭に合う?判断ポイントをチェック
「うちは必要?不要?」と悩んでいる方に向けて、ベビーゲートの導入を検討する際の目安を整理してみました。
ベビーゲートが“なくてもよい”と感じられるケース
- 子どもがキッチンに興味を示さない
- 夫婦2人体制で、どちらかが常に目を配れる環境がある
- 危険なものをすべて手の届かない場所に片づけられている
ベビーゲートが“あると安心”なケース
- 調味料や引き出しをすぐに開けようとするなど、興味津々な様子がある
- キッチンに入り込んでくる可能性が高い(レイアウト的に侵入しやすい)
- ワンオペ育児が多く、四六時中見守るのが難しい状況にある
わが家のように、最初は「なくても大丈夫かな」と思っていても、ある日を境に方針転換するケースは少なくありません。
一度試してみて、「やっぱり必要かも…」と思ったタイミングで導入するのも十分アリです。大切なのは、「安心できる環境かどうか」を家庭ごとに見極めることだと感じます。

わが家はキッチンだけですが、階段がある家は必須なんでしょうね

買う前にここだけはチェック!我が家の“90cm問題”
実は購入時にちょっとした落とし穴がありました。それが「設置場所の横幅」です。
わが家のキッチン入口の幅はちょうど90cm。多くのベビーゲート商品は80〜89cmまでの対応となっており、拡張フレームを別途購入しないと設置できないものばかりでした。
「たった数センチのために追加購入…?なんだか損した気分」と悩んでいたところ、最初から91cmまで対応している商品を発見!これが救世主となりました。
実際に購入した商品はこちら:
ベビーゲートの購入においては、単に“横幅を測る”だけでなく、そのサイズに合った商品が存在するかどうかまで確認するのが大切です。
実際に探してみると、意外とジャストフィットする商品が見つかることもあります。条件に合うものがないとあきらめる前に、ぜひ一度じっくり比較検討してみてください。

91cm対応の商品を見つけたときはガッツポーズでした!
おわりに:必要になったときが、導入のベストタイミング
ベビーゲートは、子どもの自由を制限する道具ではなく、親子の安全と心の余裕を守る道具です。
最初から必ず必要なものではありませんが、「そろそろ危ないかも」と思ったその時こそが導入のタイミング。必要になってからの購入でも十分間に合います。

あらかじめ設置場所のサイズを把握しておくと、いざという時にスムーズに動けるので安心です。
そして今、ほんだしをぶちまけてくれた娘に——ほんの少しだけ、感謝しています(笑)。

ベビーゲート導入時期の様子は以下の日記をご覧ください!
