【パパ育児日記_妊娠期】妊娠〜出産直前までの波乱の日々

はじめまして、『ちぃさんパパ』です!
30代前半で、妻と1歳の娘の3人暮らし。いまは夫婦ともに無職&在宅子育て中…
という、ちょっと変わった状況にいます。
実は、1年間の育休を取ったあと、復帰した会社が資金ショートしてしまい、やむを得ず退職。気づけば夫婦そろって無職。なんとか収入を確保するために絶賛奮闘中。
とはいえ、こういう状況でも「意外となんとかなる」と思ってるのも事実です。
そんな自分たち家族が、「妊娠がわかってから出産直前まで」に経験したあれこれをパパ目線で振り返ってみようと思います。
きっかけは2023年6月4日の妻からのLINE。
そこから、転職したり、急に引っ越したり、最終的には帝王切開になったりと、波乱の日々でした。
でも振り返ると、「意外となんとかなるもんだな」と改めて思えるから不思議です。
ではまず、妊娠発覚の瞬間からスタートです!
妊娠初期(6〜8月):つわり期と夫婦の働き方
妊娠発覚はまさかのLINE報告
2023年6月4日。
この日、自分は外出していたんですが、妻からLINEが届きました。開いてみると——

「えっ?」

「えっ?」
妊娠検査薬の写真と「衝撃!」の一言だけ
写真を見た瞬間に「あ、妊娠したんだな」とは察したんですが、あまりに突然すぎて。そもそも妻がいつ検査薬を買ったのかも知りませんでした。あとで妻に聞くと、「先に言って違ったら嫌だから」と黙って検査していたらしい。
…言ってよ。
しかも前月にも試していたけど反応が出なかったとのこと。
……言ってよ。
この時点で妊娠2ヶ月目。
妻はわりと淡々としていて、「あ、やっぱりね」くらいの感じ。自分のほうが「まじか、ここから色々変わるな…」と内心焦ってました。

今思うと、あなたの誕生日(6月15日)にサプライズ発表でも良かったかもね~

そういうことしないのも自分たち夫婦っぽい。笑
「つわり」が始まる
6月下旬になると、妻が「なんか味噌汁や米のにおいがキツい…」と言い始めました。
いよいよつわりの始まりです。最初は軽い程度だったのが、7月に入るころには外出中に吐き気やめまいを感じることも出てきて、とてもつらそう。
妻いわく「ずっと車酔いしている状態」とのこと。そりゃ動けないですね…
幸いにも自分の会社は週3リモートOKだったので、できるだけ在宅を選んで家事を担当。妻は「ありがとう~」と感謝してくれるものの、つわりがひどい日はほぼ何もできない状態で、ベッドに横になってずっとゲームしてました。

いつ見てもゲームしてた

動けないし何もできないから、ね…?
リモート勤務と夫婦の生活リズム
この時期、自分はまだ会社勤めをしていたんですが、週3リモートOKという職場環境をフル活用していました(妻の体調を理由に週3以上リモートしていたのは内緒)。
そんな感じで在宅勤務が多かったので、平日の朝は妻と一緒に近くの神社へ散歩するのが日課になっていました(特に思想が強いとかではないです。念のため)。
この短い時間が意外とリフレッシュになって、夫婦のちょっとした会話タイムにもなるのでとても良い習慣でした。
仕事が始まると、基本は自分がリビングのテーブルでパソコンとにらめっこ。妻はベッドで横になったり、リビングのソファでゲームしたり。
ただ、オンライン会議中は声や姿が入らないように気をつかってくれていました。

またゲーム…

自由に動き回れないから仕方なく、ね?
仕事の休憩がてらに掃除や洗濯、料理をしたり、軽く散歩したり(ずっと散歩してる)。こうしてリモートをフル活用しながら、つわり期を乗り切っていました。
こうして、在宅で散歩したり家事をしながら無理なく過ごせたのは本当に大きかったです。でも、「子どもが生まれたらどんな生活になるんだろう?」という漠然とした不安があったのも事実です。
それでも、夫婦で協力することで、大きなトラブルもなく乗り切れるものなんだと実感した時期でもあります。

夫婦のコミュニケーションが大切!散歩はおすすめですよ~
妊娠中期(9〜11月):転職活動と家族の変化
組織が合わず、9月から転職を検討し始める
妊娠発覚で「子どもができるとなると、もっと収入は安定させなきゃ」と思う一方、会社の方針や組織文化に合わないとも感じ始めていた自分。
ただ、このタイミングで転職を考えるのは、正直かなり悩みどころです。転職してからまだ1年半くらいで、東京から大阪に引っ越してきたばかり。しかもすでに3社目……。この状況での転職はさすがに自己中が過ぎる。
とはいえ、悩みは日に日に大きくなっていきます。そこで9月ころから、本格的に転職を検討し、妻に「ちょっと会社が合わなくて、このままだとしんどいかも」と正直に相談しました。
妻は「今は妊娠中だし、正直ちょっと心配だけど…」とは言っていたものの、最終的には「あなたがストレスでおかしくなる方がコワいし」と過度な反対はされませんでした。

いつも私の意見を尊重してくれる妻には本当に感謝…!
ただ、「収入面はどうするの?」というのがお互いの共通の不安。妊娠中だし、これから出産費用や子育て費用もかかるし…。
転職活動はしていましたが、なかなか条件に合う会社が見つからず焦っていました。転職回数が多いぶん、面接では必ず「どうして前職をそんなに早く?」と聞かれがちで、プレッシャーもありました。
そこで、前職のつながりでライティング案件を受託したり、業務委託として別の会社に関わったりして、少しずつ収入を確保しながら次を探す形にしました。結果的に業務委託で関わっていた会社に12月に転職することに。
もちろん、出産直前の転職は不安だらけでしたが、妻が「新しいチャレンジがあるなら応援するよ。まあ何とかなるでしょ」と言ってくれたのには救われました。
今振り返ると、「このタイミングで転職なんて、よくやったな…」と自分でも思いますが、実際何とかなってる(?)ので、まあ良しとします。

もちろん不安はあるけど…まあなんとかなる!
性別がわからない…妊娠健診のドキドキ
妊娠定期健診に行くたびに、毎回「性別わかりますか?」と期待してたんですが…なかなか判明しない。
先生も「赤ちゃんの向きが…」「これはまだちょっと…」という感じで、9月も10月も「うーん、また次回見てみましょう」が続きました。
エコー写真を見ると、毎回同じ体勢で微動だにしていませんでした。「これはわざとやってるな…」と思ったくらいです。
お互い、「恥ずかしがり屋なのかな?まあどっちでもいいけどね~」くらいの感じでしたが、名前が決められないのはネックでした。


最後の夫婦旅行とマタニティ教室
10月は「出産前に2人で旅行しよう!」ということで、星空で有名な長野県阿智村へ。先生に確認したら「海外や登山でなければ大丈夫でしょう」と言われたので、電車とバスを乗り継いで行ってきました。
ただ、あいにく曇り気味で満天の星空は見えず…せっかくここまで来たのに…
でも、2人で動ける最後の旅行だと思うと、それだけでも充分楽しかったです。




また、この時期は夫婦でフラップゼロαの『電鉄×謎解き』にハマっていて、電車に乗って各地を回る週末をよく過ごしていました。知らない土地に行くきっかけになるので、散歩好きにはめちゃくちゃおすすめです!
ただ、一日中歩き回るので小さな子ども連れだと厳しいかもですが(私たちは子どもが生まれてからは出来てません、、)。

11月には夫婦マタニティ教室に参加。「おむつ替えってこうやるのか」「抱っこ、意外と難しい」など実践的なことを学び、「わー、いよいよだな」と実感が湧きました。
正直な話、ここで学んだことはほぼ忘れます(だって3カ月前…)。しかし、スキルではなく、”親になる自覚“が少しでも芽生えることに大きな価値があると感じました。

妊娠後期(12月〜出産直前):逆子と引っ越しの怒涛の日々
逆子発覚、帝王切開の可能性
12月の健診で「このままだと年明けには帝王切開になるかも」と言われました。
逆子になっていて、しかもへその緒が巻き付いてる可能性があるらしく(どんな状況⁉)、年内に治らなければ帝王切開の日程を組むとのこと。
「帝王切開…って手術ってことだよな?え、大丈夫なの…?」と不安になる自分。妻も「できれば自然分娩にしたい」との想いがあったので、あわてて逆子体操や整体でのケアをスタートしました。

整体の値段が高すぎてビビりました
ただ、逆子の可能性は、妊娠中期では30~50%、出産時には3~5%程度1との情報もあり、周りのママ友からも「うちも逆子だったけど、ギリギリで戻ったよ」という話を聞いていたので。「まぁなんとかなるだろう」と楽観していたのが正直なところ。
しかし、帝王切開の可能性が高まるにつれ、「手術ってどれくらい時間かかるの?費用は?入院は?産後の痛みってどれくらい?」など、夫婦で調べまくる日々でした。
結局、赤ちゃん次第ということもあり、とにかく逆子体操や整体の通院を続けながら、「自然分娩になればいいな…」と祈りながら年末を迎えることに。
フルリモート+1LDKは厳しい? 出産2週間前の引っ越し
そんなとき、妻が友人と食事に行き、先輩ママから「フルリモートで子育てするなら2LDK以上は絶対必要」と力説されたらしく、その話を聞いた自分は一気に不安に。
「夜泣きで寝不足になるかも…仕事に集中できなくなるかも…!」
と心配性のスイッチが入り、「やっぱり引っ越したほうがいいんじゃないか」と妻を説得しました。
妻は最初「別に大丈夫じゃない?」と言ってましたが、最終的に「じゃあ早めに動かないと」と納得してくれて、12月下旬に急遽物件を探し始めることに。

当初は「産後の様子見て引っ越せばいいか」と思ってましたが、先輩ママの力説具合に「これは本気でヤバいかも…」ってなりました。。

友だちがわざわざ物件の候補まで送ってきてくれたんだよね。「あ、これ本気のやつだ」ってなった。笑
12月17日に先輩ママのアドバイス → 12月23日に物件を内見・即決 → 1月6日に引っ越し完了という怒涛のスケジュール。
しかも妻のお腹はかなり大きく、出産予定日まであと2週間程度。
「万が一早まったらどうしよう…」という不安もありましたが、意外と「妊娠後期に引っ越しました」という先輩ママの声もちらほらあって(2週間前という人はさすがに見当たりませんでしたが…)、思い切って踏み切りました。
とはいえ、年末年始のタイミングということもあって、妻に無理をさせて万が一何かあったら困るし、そもそも自分の都合で決めた引っ越しです。だからここは自分が頑張るしかない。
仕事の合間を縫ってバタバタ動き回り、年末年始もフル稼働で荷造りや手配を進めました。

そしてなんとか1月6日に無事引っ越しが完了。振り返ると「よく間に合ったな…」としか言いようがありません。
周囲からは「出産2週間前に引っ越すなんて正気の沙汰じゃない」「産後落ち着いてからにしなよ」と心配されまくり。
でも、自分の性格上「不安要素はなくした状態で育児を迎えたい…!」という思いが強くて、妻も最終的には「そこまで言うなら…」と折れてくれました。
結果的には引っ越して正解だったと思います。
もし1LDKのままだったら、夜泣きで眠れず夫婦ともにボロボロになっていた可能性があるので。

間取りにもよるので、1LDKは絶対ダメ!
というわけではないです!
正直、年末年始のバタバタ+妻のお腹が大きい状況での引っ越しは、人生トップクラスに慌ただしかった。でもいま新居で家族3人で過ごしていると、「あのとき無理してでも引っ越してよかった」と感じます。
エアコン未設置で極寒の日々、逆子は治らず…
引っ越しが終わったのはいいものの、エアコンの工事が間に合わず3日間暖房なしで極寒の部屋に住むハメに。
妻は布団にくるまっていて、自分は家の中でもダウンを着こんでカイロを貼りまくりながら仕事をしていました。それでもなんとか耐え抜き…

死ぬほど寒かった。エアコンの偉大さに気づきました

吐く息が白くて、ここは本当に家の中か?ってなったよね
そんなこんなで1月の健診でも逆子が治らず、「帝王切開の日程、このままだと22日頃になります」と言われ、いよいよ覚悟を決めることに。
性別は結局最後まで確定しなかったので、名前を男女パターン考えつつ、「どっちが来るんだろうな〜」と半ばワクワクしながら出産日を迎えることになりました。
おわりに:波乱だらけだったけど、意外となんとかなる!
こうして振り返ると、妊娠発覚から出産直前までだけでもずいぶんバタバタしてました。
転職や逆子、引っ越し……いまから「これ全部やれ」って言われたら発狂しそうですが、当時の自分たちは案外落ち着いてた気がします(いや、内心はバタバタでしたが。慣れって怖いですね)。
結局、最終的には帝王切開での出産になったんですが、その当日もなかなかのドタバタ。
でも今こうして在宅育児をしていると、「あのときはあのときで意外と乗り切れたし、いまもなんとかやれてるな」というのが率直な感想です。
もし同じように「妊娠中に仕事やら引っ越しやらでバタバタ!」という方がいたら、ぜひ一言。
大丈夫、なんとかなります。
特にパパ側としては、仕事との両立や将来への不安もあると思いますが、夫婦で声をかけ合いながら進めれば、案外道は開けるものです。
さて、次回は「出産(帝王切開)当日のリアル」について書いていく予定です。
不安と感動——思い出すとやっぱり特別な1日でした。よかったらまた読みに来てもらえると嬉しいです。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!